共働きの経済学


先日NHKさんでやってましたね。

普段からこちらの番組は好きで良く拝見していましたが、今回のこのテーマは見逃せぬ!と録画予約もしつつ、リアルタイムでも見たほどですw


共働きの大変さは3つのズレから生じている、とのことでして

夫婦間での認識の違いや価値観の違い、また社会との考え方の違いなど、共働きが抱える問題について、経済学的視点を踏まえ問題提起されています。


共働き、周りにも多いし増えてるよなぁと感じてはいましたが、実際現在では専業主婦より多いんですって!


80年から現在までの共働き、専業主婦世帯それぞれの世帯数推移をグラフで示していたのですが、95年辺りでちょうどクロスし、共働き家庭と専業主婦世帯数が逆転する型となっています。


それなのに、出産で退職せざるをえなかったり、勤務内容や時間が選択できなかったり、まだまだ働く母には厳しい環境も多いですね。


番組内でとてもしっくりくる言葉があったのですが、それは

「今は過渡期である、だからしんどいんです」というもの。



確かに。確かにそうだ。


なんだか聞くと至極当たり前な気もするんだけど、その考え方してなかったな、と思ったんですよね。

今のこの十分でない環境、わからずやな上司、心無い言葉や女性という性への偏見。

何もかもうまく噛み合わない「今」しか見てなかったですが、ちょっと俯瞰して長いスパンで考えたら、今はちょうど変革真っ最中なわけです。

80年代、専業主婦が当たり前な世代が今の社会をつくっています。95年に同数になった辺りも中間管理職世代といったところでしょうか。

そりゃ理解もされないし、必要性を感じてもらえてませんから社会を変えたりはしてくれませんよね。経験していないことへは、興味、関心を持ってもらうことすら簡単ではありません。


恥ずかしながら、私も妊娠するまで妊婦がこんなにもらしんどいとは思わなかったですし、子育てがここまで辛さを伴うなんて想像すらしてませんでした。

知り合いの妊婦さんからすぐ息が上がっちゃって、とか聞いていましたよ。職場に妊婦さんが居たこともあります。でも、スムーズじゃないなりに動けてるし、そもそも私にも私の仕事があるしで気にかけてあげられたことなんて1度も無かったんですよね。

産休に入られるときも、普段の仕事終わりと同じくらいな程度で、今までお疲れ様でした〜って言ってたな…わたし。


妊娠中の仕事、本当に本当に本当にしんどかったです。

それが分かってもらえないということもとてもつらかった。



共働きが一般的となって今ようやく社会が変わり始めた。何事も始めは上手くいかず試行錯誤です。今はその状態。


パワハラやらマタハラやら、なんだかいじわるされてるような感覚が私にはあったのですが、そもそも認識が違う世代なのだな、と。女性が働けないなんておかしい!と思う人の上司は、働く方がおかしいという感覚。


もちろん働けないのは間違ってますし、パワハラもマタハラもぜんぶダメなんですけど、個人の問題だけで起きたとは言いかねる場合も多分にあるな、と。

社会の大きな流れとして、多くの女性が働かないものだった時代が実際あったわけですから、そりゃ若い共働き世代に理解を示すなんて早々進むもんじゃないわな、と納得したんです。腑に落ちた、といった感じでした。



今は過渡期。


働く母には厳しい場面がまだまだ多いですが、社会が変わって来ているのもまた確かです。


春から職場復帰しますので、我が家も共働きとなります。

家事と育児、そして仕事との両立にあっぷあっぷすること必須ですw


でも母は負けないよ!

わが子のごはん代も稼ぐし、仕事のやりがいだって感じつつ、短い時間で成果だってちょっと位はあげてみせるぜ。


ひとまず、春から社会の荒波に揉まれに揉まれてみようかと思いまーす