勢いでマンションを買ってみて思うこと


ミニマリストに憧れて、ミニマリストさんのブログをよく拝見しています。

すると、家は買わない派の方々も多いですね。

身軽に身の丈にあった生活する、といった点での選択のようです。


昔から、持ち家と賃貸、結局どっちがお得?メリット、デメリット徹底検証!なんて記事よく見ますし、皆が一度は考えるところなんではないでしょうか。



わが家は結果買ったわけですが、お恥ずかしいことに、ロクに考えずに買ってしまいました。

下調べもせずに住宅カウンターへ行き、あれよあれよとセールストークに乗せられて半月足らずで(半年じゃないですよ、半月!)決めてしまいました。

まだまだローンだらけですし、大して住んでもいないので、正直賃貸VS持ち家の答えは出せないのですが…

賃貸、持ち家両方経験しての気持ちの変化としてどちらが良いのかを考えてみました。

ちょっとへんな視点ですけどw


まず賃貸の時は何と言っても身軽さがウリです。言わずもがな。

いろんな街に住めて楽しかったです。中心部の駅近を必須としていましたが、広さや新しさは求めていなかったので場所の割に家賃も抑えられていました。それもあって満足度が高かったのかもしれません。アクセス良しだと外出もしやすいのでいろんな場所に遊びにも行きます。出費はかさみますが、とにかくいろんな経験が出来て楽しくて楽しくて…充実してた感がありました。家賃代をもったい無いと感じたことはありませんでしたし、老後もちっちゃいアパートで、今度は郊外に出て住めばどうにかなると踏みました。

総じて、気持ちとしては何の不満も不安も無かったです。

まだまわりに持ち家な友達がいなかったのもあり、焦りの類も皆無でした。



そして持ち家となった今ですが、

不満も不安も大いにあるのが現状です。


まず、あまり考えずに買ったツケで家の構造への不満がすぐに出ました。

今までなら、まぁまた引っ越すまでの事と全然割り切れるようなことではありますが、今回はそうは行きません。かなり長期に、もしかしたら一生付き合っていく問題です。そう考えただけでかなり精神的ダメージでした。将来もし売るにしても、この部分でマイナスになったりするんだな、とまで考えが巡って容易に負のスパイラルから抜け出せなくなります。今まではただの住む場所だったのに、自分の所有物となると一気に許せなくなる。むしろ、今までが割り切っていたんですね。

この場所でこの値段、ここがちょっと不便だけど、まあ妥当だろうと。


完璧に理想の家なんてないっ、と言い聞かせて今はなんとか心落ち着かせています…



あとは何といっても住宅ローン

共働きで繰り上げ返済して10年で終わらせる予定ではいます。

でも、額がデカすぎる。これからせっせと働いて貯めてもプラスにはならない。今のマイナス(ローン分)を10年間ひたすら埋めていくだけ…

なんというか、虚無感がものすごいです。



長く書いてしまいましたが、とにかく家の価値やお金のことばかりに気を取られるようになったな、と思うのです。

賃貸の時と同じ位な値段で、格段に広くて綺麗な家に住めています。夢のマイホームです。

でも、なんだか気分がハッピーじゃないのです。

身の丈にあった持ち物じゃなかったんだなと感じています。

子どもたちにと、まだ産まれてもない二人目分まで部屋は作ってるけど、今は全く使えて無い。この家がちゃんと機能するのは、子どもが成長して(うまいこと二人目もできて)思春期迎えて自分の部屋が欲しくなる時なんだと思うと、今からこの家を持っている意味は?広くても使えてないなら意味ないじゃないかと虚しくなるのです。


ローンさえなければ余裕があるんでしょうけどね。今はどうしても、不満がある使いこなせてない家に高い金払ってると思ってしまう。


10年後、無事返済が終わればあとはわが家は貯める一方(の予定)ですから、そうなれば、あーあの時買っておいて本当に良かった!と思うのかもしれません。


売却して、また新たな家に住み替えだって出来ているかも。

その家をいずれは子ども夫婦に譲って…



と、このくらいまで来て、ようやくどっちが良かったのかって結論でるんでしょうね。

人生、なにがあるか分かりませんもの。


そりゃ賃貸か持ち家かって、先人たちも悩んでくるわけですな。



しかしそこまで待ってられませんから、

現在のわが家としましては精神的ダメージ大につき、俄然賃貸に1票でありますっ w